西田酒造店 田酒純米大吟醸山田錦一回火入れ - あいの日々徒然

2021年1月19日

西田酒造店 田酒純米大吟醸山田錦一回火入れ

1月13日(水)、青森県西田酒造店さんの
田酒純米大吟醸山田錦一回火入れ
を晩酌で飲みました。
西田酒造店さんは、青森市油川大浜に
明治11年(1878年)創業で青森市唯一の酒蔵です。
看板商品は「田酒」。
田の酒という意味で、先代社長が
「混ぜ物のない、昔ながらの酒を造りたい」と、
1974(昭和49)年に発売した純米酒。
当時は三増酒全盛時代で、純米酒の認知度はゼロ。
当然まったく売れなかったが、主力商品の三増酒を全廃し、
1本2000円を超える価格で販売し続けた。
転機は1981(昭和56)年。雑誌「特選街」の
「うまい酒コンテスト」で日本一になり、
東京を中心に引く手あまたとなった。
現在の田酒は西田司社長のもと、さらにブラッシュアップ
されている。西田社長は淡麗辛口が大嫌いだ。
旨みのある酒をつくりたいので、あえて活性炭を使った
炭濾過をしない。だから田酒はやや黄色く色づいている。
しかし、「黄色い酒はゴツくてヒネた酒」という先入観で
飲むと、田酒のきれいさに驚かされる。火入れや貯蔵に
こだわり、絶対にヒネないよう細心の注意を払っている
からだ。最近は、すべてのもろみを開放サーマルタンクで
仕込み、ヤブタを2台に増設して、上槽の最適期に
搾っている。また、1918(平成30)年2月から、
全商品1回火入れで、冷蔵庫での瓶貯蔵となっている。
田酒純米大吟醸山田錦一回火入れ

田酒純米大吟醸山田錦一回火入れ
原料米 : 山田錦
精米歩合 : 50%
日本酒度 : -0.8
酸度 : 1.9
アルコール分 : 16度
原料米 : 山田錦

山田錦らしい程良い米の甘さとフルーティーな香りがあり、
ほんのりとした酸味でスッキリとした後味で飲みやすい。
バランスが良く、万人にうける味わいです。
優等生の日本酒で、面白みに欠ける点があります。

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