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2021年10月16日

映画「瞽女GOZE」

10月9日(土)、妙高市文化ホールで行われた
映画「瞽女GOZE」上映会と瞽女唄演奏会、
ごぜトークを見聞きしてきました。
映画「瞽女GOZE」

午後2時からの2回目に参加しました。
最初は、南魚沼市の横川恵子さんによる
瞽女唄演奏会を聞きました。
素晴らしい歌声に心が震えました。
その後、映画「瞽女GOZE」上映会、
最後に、瀧澤監督、題字を書かれた岡田凌雲さん、
瞽女ミュージアム高田館長の小川善司さんのよるトーク。
映画の苦労話、題字作成の苦労話、瞽女情報発信についてなど
感心するようなお話しが聞けました。
午後2時からの2回目に参加

映画「瞽女GOZE」
監督:瀧澤正治
脚本:加藤阿礼、 椎名勲、 瀧澤正治
プロデューサー:戸口秋彦、 澁谷直人、 阿部丈之、 祝田悟志
撮影:佐々木 秀夫、伊集 守忠
照明:磯野 雅宏
音楽:まつい えつこ
出演者
ハル(子ども):川北のん
ハル(成年):吉本実憂
母トメ:中島ひろ子
フジ親方:冨樫真
手引きクニ:鈴木聖奈
親しょ:宮下順子
塩野町瞽女宿お婆様:草村礼子
サワ親方:小林綾子
占い師シン:小林幸子
佐々木医師:本田博太郎
父豊三:渡辺裕之
下田村萱森家萱森大輔:国広富之
伊藤眼科医師:嶋田久作
齋藤医師:田中健
米沢の瞽女宿片倉家主人:寺田農
爺様:綿引勝彦
婆様:左時枝
ハル(現在):渡辺美佐子
語り部:奈良岡朋子

ストーリー
良い人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行
生後3ヶ月で失明したハルは2歳のとき父と死別。
盲目の為に七歳で瞽女になる、それまでは優しい母で
あったトメは、瞽女になった時から心を鬼にしてハルを
厳しく躾ける。それは、母親が子を思う愛情の深さだった。
その母親の優しさを気がつかないまま八歳でフジ親方と
共に初めて巡業の旅に出る。その年、病が悪化して
トメはこの世を去る。死別の際、ハルは自分を虐めた
鬼である母親に涙一つ流さなかった。
苛酷な瞽女人生の中でハルは意地悪なフジ親方からは
瞽女として生き抜く力を、サワ親方からは瞽女の心を
授かるのである。
ハルは言う「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」と。
こうして様々な困難を経て親方になったハルは初めて
幼い弟子ハナヨを向かい入れる、何も知らないハナヨを
瞽女として生きていける様にとハルは厳しく躾をした時、
自分が幼い頃母から鬼の様に厳しく躾けられる姿が
走馬灯のように浮かび上がる。
その時、ハルは自分を愛してくれた母親トメの慈愛の
深さを知る「カカさ・・・あり~がと・・・」
ハルは母に感謝の涙を流すのであった。


瞽女とは、視覚障害がある女性の旅芸人のことで
三味線を持って各地を巡り歩き、唄をうたった。
江戸時代には関東信越、甲斐(山梨)、駿河(静岡)に
いたとされるが、戦後には瞽女は新潟県の長岡と
高田(現上越市)にのみ残った。
「明治以降も県政府に弾圧されることはなく、
村人も瞽女の活躍を長らく支援し続けた」からだとされる
(ジェラルド・グローマー「瞽女うた」岩波新書)。
 この映画のモデルは「最後の瞽女」と呼ばれた小林ハル(1900-2005)さん
新潟県三条市生まれで、生後3カ月で失明。
6歳で親方に弟子入り、8歳で初めて旅に出て、
1973年に廃業するまで、旅をしながら歌った。
晩年は胎内市の養護盲老人ホーム「胎内やすらぎの家」で暮らし、
国の無形文化財の保持者として認定された。

目が見えないハンディキャップに立ち向かい、
懸命に生きた生涯が描かれています。
今以上に大変だったろう偏見や差別。
だけれども祖父母や母の愛情、親方、訪問地の人の愛情、
など人間愛もあり、唄にも出会え、
人として幸せだったと思えます。

ハルの子役のんちゃんの演技には、脱帽です。
現在、いろんな国際映画祭に
ノミネートされているのも頷けます。


困難に立ち向かう人に拍手するなら、
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2020年11月12日

2020新語・流行語大賞のノミネート30語

11月5日(木)、今年話題となった言葉を選ぶ
現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞
のノミネート30語が発表された。

1.愛の不時着/第4次韓流ブーム
2.新しい生活様式/ニューノーマル
3.あつ森
4.アベノマスク
5.アマビエ
6.ウーバーイーツ
7.AI超え
8.エッセンシャルワーカー
9.おうち時間/ステイホーム
10.オンライン○○
11.顔芸/恩返し
12.カゴパク
13.鬼滅の刃
14.クラスター
15.香水
16.GoToキャンペーン
17.3密(三つの密)
18.自粛警察
19.Zoom映え
20.総合的、俯瞰的
21.ソーシャルディスタンス
22.ソロキャンプ
23.テレワーク/ワーケーション
24.時を戻そう(ぺこぱ)
25.Niziu(ニジュー)
26.濃厚接触者
27.BLM(BlackLivesMatter)運動
28.PCR検査
29.フワちゃん
30.まぁねぇ~(ぼる塾)
現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞
知らない言葉もあった。
予想通り新型コロナウイルス関連の言葉が多い。
私の大賞予想は、2.新しい生活様式/ニューノーマル
果たして結果は?
12月1日にトップテンと大賞が発表される。

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2020年3月29日

本「線は、僕を描く」

3月20日(金)、上越市立高田図書館で
本「線は、僕を描く」を借りて読みました。
著者は、水墨画家の砥上 裕將さん。
2020年本屋大賞ノミネートで
「ブランチBOOK大賞2019」受賞
「未来屋小説大賞」第3位
「キノベス!2020」第6位
などの賞を受賞されている本です。
線は、僕を描く
ストーリー
両親を交通事故で失い、
喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、
アルバイト先の展覧会場で水墨画の
巨匠・篠田湖山と出会う。
なぜか湖山に気に入られ、その場で
内弟子にされてしまう霜介。
それに反発した湖山の孫・千瑛は、
翌年の「湖山賞」をかけて
霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる
「線」の芸術。描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも
魅了されていく霜介は、
線を描くことで次第に恢復していく。

水墨画をよく知らない私も水墨画を
描いてみたくなりました。
水墨画の世界が、描き方が、
本を読んでいると想像できます。
美しい水墨画を見てみたくなります。
霜介と千瑛の気持ちの移り変わりも
淡く切なく、見守りたくなります。
今度、水墨画に挑戦してみようかな。

水墨画を描いたことあるなら、
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2020年2月13日

本「店長がバカすぎて」

2月6日(木)、上越市立高田図書館で
本「店長がバカすぎて
を借りて読みました。
この本は、原作:早見和真さんで
2020年本屋大賞ノミネート作品です。
店長がバカすぎて
内容は、
「幸せになりたいから働いているんだ」
谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。
現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。
山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、
文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、
日々忙しく働いている。
あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。
そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ..。

主人公を中心に描かれた6話のエピソード。
..がバカすぎてと題され、
それぞれに愛らしく可愛らしい人間模様が繰り広げられます。
謎解きもあり、最後にすべてのことが明らかになります。
情景が分かりやすく、感情も分かりやすく
非常に読みやすく楽しい本でした。
心揺さぶられるような話ではないですが、
気楽に笑えて心に残る本です。

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2019年7月 4日

映画「女王陛下のお気に入り」

6月26日(水)、映画「女王陛下のお気に入り」を
レンタルDVDで見ました。
監督:ヨルゴス・ランティモス
製作:セシ・デンプシー
   エド・ギニー
   リー・マジデイ
   ヨルゴス・ランティモス
脚本:デボラ・デイビス
   トニー・マクナマラ
撮影:ロビー・ライアン
美術:フィオナ・クロンビー
衣装:サンディ・パウエル
編集:ヨルゴス・モブロプサリディス
キャスト
オリビア・コールマン:アン女王
エマ・ストーン:アビゲイル・ヒル
レイチェル・ワイズ:レディ・サラ(サラ・チャーチル)
ニコラス・ホルト:ロバート・ハーリー
ジョー・アルウィン:サミュエル・マシャム
ジェームズ・スミス:ゴドルフィン
マーク・ゲイティス:モールバラ卿(ジョン・チャーチル)
ジェニー・レインスフォード:メイ
受賞歴
2018年・第75回ベネチア国際映画祭審査員グランプリ受賞
    オリビア・コールマン女優賞受賞。
第91回アカデミー賞、作品賞を含む9部門10ノミネート
    オリビア・コールマン主演女優賞受賞。
女王陛下のお気に入り
ストーリー
18世紀初頭、英国はスペイン継承戦争で
フランス王国との戦争の渦中にあった。
アン女王は健康状態が思わしくなく、
親友である側近のマールバラ公爵夫人サラを
公私にわたって頼っていた。
そんな中、没落貴族の娘アビゲイル・メイシャムは
サラの縁故を頼って宮廷へ上がり、女中となる。
ある夜、女王は痛風の症状に苦しんで錯乱していた。
アビゲイルは、薬草を摘み、サラに無断で女王の足に塗った。
女王は足の痛みが良くなったとつぶやくと、
サラはアビゲイルへの処罰を撤回して女官に格上げする。
女王の寝室には、偶然アビゲイルがおり、
彼女は女王とサラが同性愛関係であることを目撃してしまう。
サラの専横的な姿勢が目立ってきたため、
女王は徐々にサラを疎ましく思うようになった。
ある夜、アビゲイルは女王の『足を揉む』際、
同性愛関係となり、サラはそれを目撃したが
無言で立ち去る。
翌日、女王はアビゲイルが『口でしてくれた』ことも理由に、
寝室付の女官に任命していた。
サラとアビゲイルの間で女王の寵愛をめぐる激しい闘争が始まった。
ついに、アビゲイルはサラの紅茶に毒を盛る。
大奥のような女の争いが続く。

何と言っても映像が綺麗だ。
広角レンズでの映像は、臨場感あふれ、
衣装やセットがすごいので絵画を見ているようだ。
女の争いを感情豊かな演技者が
より一層映像にすごみを与えています。
最後は、結末の無い終わり方でしたが、
引き込まれる映画でした。


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2019年6月18日

映画「アリー スター誕生」

6月10日(月)、映画「アリー スター誕生」を
レンタルDVDで見ました。
監督:ブラッドリー・クーパー
製作:ビル・ガーバー
ジョン・ピータース
ブラッドリー・クーパー
トッド・フィリップス
リネット・ハウエル・テイラー
製作総指揮:ラビ・メータ
ベイジル・イバニク
ニーハ・カイケンダール
スー・クロール
マイケル・ラピーノ
ヘザー・パリー
脚本:エリック・ロス
ウィル・フェッターズ
ブラッドリー・クーパー
キャスト
レディー・ガガ:アリー
ブラッドリー・クーパー:ジャクソン・メイン
アンドリュー・ダイス・クレイ:ロレンツォ
デイブ・チャペル:ジョージ・"ヌードルス"・ストーン
サム・エリオット:ボビー
アンソニー・ラモス:ラモン
ラフィ・ガブロン:レズ・ガヴロン
ルーカス・ネルソン:ギタリスト
昨年、映画館で見たにもかかわらずまたレンタルDVDで見ました。
2回見て、より素晴らしさが分かったような気がします。
アリー スター誕生
あらすじは、
音楽業界でスターになることを夢見ながらも、
自分に自信がなく、周囲からは容姿も
否定されるアリーは、小さなバーで
細々と歌いながら日々を過ごしていた。
そんな彼女はある日、世界的ロックスターの
ジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままで
ショービジネスの世界に飛び込んでいく。
そしてスターになっていく。
それとは、反対にジャクソンは、酒、ドラッグにおぼれ
落ちぶれていき、アリーの授賞式で失態をさらす。
そして悲劇が起こる。
第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門でノミネート
主題歌賞を受賞した。
第76回 ゴールデングローブ賞(2019)ノミネート

旧作品をより一層良くしたリメイク作品。
旧作品と比べて洗練されている。
話の内容は単純なのでリメイクしやすいと思う。
改めてレンタルDVDで本作を見て思ったのは、
レディガガの存在感がすごすぎる。
歌が良すぎる。
画面に出てきた時にすでにスターのオーラがあった。
ジャクソンの落ちぶれ加減が今一。
もっと、悲惨なほど落ちぶれた方が、映画的には見栄えがする。
素晴らしい歌満載で136分にまとめてあると思います。

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2019年4月13日

映画「響HIBIKI」

4月4日(木)、映画「響HIBIKI」をレンタルDVDで見ました。
監督:月川翔
原作:柳本光晴
脚本:西田征史
スーパーバイザー:秋元康
キャスト
平手友梨奈:鮎喰響
北川景子:花井ふみ
アヤカ・ウィルソン:祖父江凛夏
高嶋政伸:神田正則
柳楽優弥:田中康平
北村有起哉:鬼島仁
野間口徹:矢野浩明
小松和重:藤野弘
黒田大輔:大坪正人
板垣瑞生:椿涼太郎
吉田栄作:祖父江秋人
小栗旬:山本春平
主題歌 角を曲がる
作詞:秋元康 作曲:ナスカ 編曲:the Third
歌:平手友梨奈
響HIBIKI
文芸の世界を舞台に15歳の天才女子高生小説家を主人公にした
柳本光晴の人気漫画「響 小説家になる方法」を映画化。
出版不況が叫ばれる文芸界で
文芸雑誌「木蓮」編集部に一編の新人賞応募作が届く。
応募要項を一切無視した手書き作品のため、
破棄されるはずだったその作品を
編集者の花井ふみが目を留めたことから、
状況は大きくは変わり始める。
15歳の女子高生・鮎喰響によって書かれた「お伽の庭」
発表されたら評価され、芥川賞、直木賞とWノミネートされた。
文芸部の仲間との友情ふれあいも、おかしくハートフル。
主人公鮎喰響の自分の感情考えを曲げない
正義感にも似た生き方は、格好いい。
原作漫画は読んでいないが、読んでみたくなった。
最後、山本春平との話は、予想とは違ったが、
あれもありかと思う。

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2019年1月 5日

映画「ウインド・リバー」

2018年12月26日(水)、映画「ウインド・リバー」のDVDをレンタルしてみました。
第70回カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉監督賞受賞!!の文字に惹かれました。
アメリカの辺境を舞台に現代社会が抱える問題や現実をあぶりだした
「ボーダーライン」「最後の追跡」で、2年連続アカデミー賞に
ノミネートされた脚本家テイラー・シェリダンが、
前2作に続いて辺境の地で起こる事件を描いた
自らのオリジナル脚本をもとに初メガホンをとったクライムサスペンス。
主演は「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナーと、
「アベンジャーズ」シリーズのエリザベス・オルセン。
映画の内容は、
ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、
ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。
FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、
不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。
遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、
コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが......。
映画「ウインド・リバー」

この映画の興味深い点は、
アメリカの問題点でもあるネイティブアメリカンへの差別を描いてること。
そのことを知っている方が映画をより分かりやすくします。
ヨーロッパから大挙して押しかけてきた(主に)白人が
先住民族を狭い地域に追いやり、
Indian reservation(インディアン・リザベーション)と
名付けた地域に閉じ込めた、
そのひとつ、ウィンド・リバーが舞台です。
最後の結末も印象深い。
映画の興味深い点
あるホームページにあった池上彰さんおの映画解説を紹介します。

ウインド・リバー』日本公開を記念して一般試写会の上映後、
ジャーナリストの池上彰が登壇。
知られざるアメリカの闇に切り込むトークイベントが行われた。

上映後のトークということもありネタバレ OK を確認しつつ
「娘を失った父親同士の交流、悲しみが通底にあって、
サスペンスではあるんですけど人間ドラマとして描かれ進んでいく。
その中で、さらにネイティブアメリカンの先住民が
どのような立場に置かれているのかという、
じつはアメリカ国内でも知らない人が多くいる
事実や色々な背景を知ってもらおうという
よくできた映画だと思いました。」

アメリカの地図パネルをもとに
ワイオミング州のウインド・リバーという土地について解説。

「元々は肥沃な違う土地で生活をしていたのに、
農業に適している土地は白人が占領してしまった。
こういったネイティブアメリカンの保留地は
じつは約 100 か所あります。
アメリカだけでなくカナダにもある。
オーストラリアにはアボリジニという先住民がいました。
この映画に登場したあの一族は、荒廃したウインド・リバー
という土地に押し込められただけなんです。
アメリカの国旗が逆さになっていたシーンがありましたが
あれは保留地に住む人々の敵意の現れなんです。」

数多くこのような事件が起きているにも関わらず
失踪者、死亡者数の人数が未だ分かっていない、
<ガンで死亡するよりも殺人での死亡率が高い場所である>
という知られざる驚愕の事実に対し、
なぜこういったことが起きているのか疑問を投げかけると、
事件として扱われなければ調査すらされないという実態、
アメリカの自治体警察の制度につ いても話が及び、
場内では驚きの声が上がった。

現代のネイティブアメリカン保留地に
追いやられた人々の生活について、
農業をすることもままならない彼らには
「カジノ営業権」が認められ収入源になっていることにも触れ、
この方法が結果として楽をして収入を得る怠惰な生活に繋がり、
生きがいを失い、やがて薬や酒に走り
麻薬中毒や犯罪率の増加を招くきっかけとなり
負のスパイラルとなっている点も指摘。

「現代のアメリカの闇を見つめ切り込んだテーマを
扱った映画が作られるようになったことは革命的」とも語る。

「昔の西部劇では、保安官が登場し
〝インディアンは悪いやつ"として戦う一方的なものでした。
私が大学生の時に『ソルジャー・ブルー』(1970)
という映画が公開され、それは当時画期的だったんです。
〝ソルジャー・ブルー=騎兵隊"が先住民を虐殺する。
後から入ってきた者たちがこのように虐殺をしてきた、
ということにようやく目が向いたんです。
ネイティブアメリカンの置かれている現状、問題を取り上げたこと。
今またこういう形で人々の意識が変わってきたんだ、
と見ています。」トランプ政権に代わり問題となっている、
ゼロ寛容政策やメキシコへの制裁についても触れ、
テイラー・シェリダン監督がアメリカ・メキシコ国境で
起きている麻薬戦争を描いた『ボーダーライン』に続き、
『ウインド・リバー』の題材として取り上げたことが興味深く、
その作家性について「エンターテイメント、
人間ドラマ、親子の情感、現代的な若い女性の成長物語、
緻密でよくできている脚本の中にアメリカの闇が浮き出てみえてくる。
もう一度観るとさらに気付くところがあり、
メッセージが詰まっている映画」と熱く語り、
トークイベントを締めくくった。

アメリカの闇を知る為の映画です。

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