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2021年7月30日

東京オリンピック女子サッカー片膝つき

7月22日(木)、ネットニュースで
東京オリンピック女子サッカー片膝つきが相次いだ事を知りました。
記事によると
 東京オリンピックの競技初日となった21日、
サッカー女子の試合で開始前にピッチに片膝をつき、
人種差別に抗議する意思を示すチームが相次いだ。
「膝つき」は、2020年5月に米国で起きた
白人警察官による黒人男性の暴行死事件を機に
広がった「ブラック・ライブズ・マター
(黒人の命は大事だ、BLM)」運動への共感を
示す意味がある。五輪ではこれまでこうした行為は
認められていなかったが、国際オリンピック委員会(IOC)は
今大会から、条件付きで一定の政治的表現を
認める方針に転換していた。


 札幌ドームの英国―チリ戦では、両チームの選手たちが
国歌斉唱を終えてピッチに出た後、笛の合図をきっかけに
芝に片膝をついた。英国の監督は15日の声明で
「膝つきは社会の差別や不正義、不平等に対する
平和的抗議の重要なシンボルだ」と表明していた。
味の素スタジアムのスウェーデン―米国戦の両チームや、
オーストラリアと戦ったニュージーランドの選手も
膝つきを行った。
 片膝をつくポーズは16年、米プロフットボールNFLの
選手が人種差別に抗議して国歌斉唱時に行ったのが
始まりで、その後、欧州諸国や他のスポーツにも広がった。
 政治的中立を掲げる五輪ではこれまで、
選手による政治的な意見表明は禁じられていた。
1968年メキシコ五輪では、陸上男子200メートルで
表彰台に立った米国の黒人選手2人が拳を突き上げる
「ブラックパワー・サリュート」と呼ばれる抗議を
行い、追放処分を受けたこともある。
 だが、BLM運動の高まりとともに各国のアスリート
から五輪での規制に対する反発が広がり、
IOCが見直しに着手。今年7月2日に発表した
ガイドライン(指針)では、特定の国や人を
標的にしないことなどを条件に、競技前後や
選手紹介の最中などに政治的表現を行うことを容認した。
一方、開閉会式や表彰式、選手村などではこれまで同様、
こうした行為を禁じており、違反した場合は処分対象となる。


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