10月8日(金)、動画配信サービスNETFLIXで
映画「his」を見ました。
監督:今泉力哉
脚本:アサダアツシ
音楽:渡邊崇
主題歌:Sano ibuki「マリアロード」
監修:南和行(大阪弁護士会)
撮影:猪本雅三
照明:赤津淳一
録音:根本飛鳥
編集:相良直一郎
美術:松永桂子
協力:岐阜県、白川町、岐阜フィルムコミッション、多治見フィルムエンジン ほか
企画:新村裕、アサダアツシ
エグゼクティブプロデューサー:多湖慎一
プロデューサー:服部保彦、柴原祐一
出演者
井川迅:宮沢氷魚
日比野渚:藤原季節
日比野玲奈:松本若菜
吉村美里:松本穂香
日比野空:外村紗玖良
野田文子:中村久美
緒方:鈴木慶一
吉村房子:根岸季衣
水野弁護士:堀部圭亮
桜井弁護士:戸田恵子
ストーリー
井川迅と日比野渚は仲の良い同性カップルでしたが、
渚はある日突然、迅に別れを告げました。
それから8年が経ち、迅は過疎化が進む岐阜県白川町に移住。
畑で野菜を育て、自給自足で物々交換のような暮らしを
していました。町役場には移住サポートの吉村美里がおり、
困ったときは世話をしてくれます。猟師の緒方には野菜を
届ける代わりに肉をもらったりもしますが、
迅はあまり人と関わらずに過ごしています。
そんなある日、迅が家に帰ると、娘の空を連れた渚の
姿がありました。2人はそのまま迅の家に泊まり、
歯ブラシや布団なども買い込みます。
渚は迅と別れた後、オーストラリアへ渡りプロサーファーを
目指していましたがすぐに挫折。通訳の仕事をする玲奈
と出会い、彼女が妊娠したため結婚。
自分が家事と育児を担う代わりに玲奈は
通訳の仕事に専念していたが、今は離婚調停中だと話します。
数日後、渚は離婚調停のため空を迅に預けて東京に
向かいますが、男性同士のカップルの渚が親権を得るのは
難しいと言われます。落ち込みからか酒を飲んで
酔って白川町に帰った渚は、迅に突然キスをしますが、
拒否され突き飛ばされてしまいます。
白川町で空を育てて3人で一緒に暮らしたいという
渚の考えに、迅は納得がいきません。
しかし、空は町に馴染んでいき、迅も少しずつ
空がいる暮らしに慣れていきます。
そんなある日、玲奈が突然現れ、ピアノを買ってあげる
と言って空を無理やり連れて東京へ帰ってしまいます。
渚は自分がゲイであることを玲奈に打ち明け、
離婚自体は双方合意しているものの、
親権をめぐって揉めている最中でした。
ゲイであることに引け目を感じていた渚は、結婚して
子供ができたことで社会的に一人前になれたと感じ、
家族を守っていこうと考えていました。玲奈に
ゲイであることを打ち明ける前には、何人もの男と
寝て性欲を満たすことで家族関係を壊さずに済むのならと
浮気をしてみたものの、やはり自分はゲイであり
男に触れるたびに玲奈への関心はどんどん薄れていったと、
迅に打ち明けます。
そしてどうしたら良いのか分からなくなった時、
偶然迅の服を見つけて気づいたと言います。
「自分が求めてたのは男の体ではなく、迅だった」と。
それを聞いた迅は、「自分は大学を卒業して
社会人になっても渚とずっと一緒にいたかった、
やっと忘れようとしていたのに」と話し、
ある日突然子供を連れて現れた渚に怒りをぶつけます。
「迅がいないと生きていけない」と泣いてすがる渚を
迅は受け入れ、2人は体を重ねます。
空を連れ戻した玲奈は、東京でフリーの通訳として
忙しく働くかたわら、渚との裁判に向けて水野弁護士
とオンラインで打ち合わせをしていました。
相手をしてもらえない空は、パソコンを投げて
壊してしまい、玲奈は困惑し、苛立っていきます。
親権のため、玲奈は母に育児の協力を頼みますが、
元々折り合いの悪かった母から嫌味を言われ、
昼間からやけ酒をあおります。空は家を飛び出し
迷子になって警察に保護され、玲奈ではなく渚に
連絡が入り、警察へ迎えに行きます。
空は一旦白川町に戻り、再び迅、渚、空の
3人での生活が始まります。
ある日、迅は美里から告白されますが、迅は
戸惑いながらも丁寧に断ります。
その様子に感づいた渚は迅をからかい、2人は
キスを交わしますが、その様子を
空に見られてしまいます。
迅、渚、空の3人で新年を迎えました。
そして親権を得るために仕事を探していた渚は、
パイプオルガンの工房に勤め始めます。
ある日、空は迅と渚がキスしていたことを公民館で話し、
町の皆が知るところとなってしまいます。
迅は東京で就職していた頃、同僚たちに
ゲイであることを隠していたことを思い出し、
その時の居心地の悪さから
町を出て行こうと考えていました。
そんな中、緒方が迅を猟に誘います。
「放っとけば、だいたいのことは勝手に解決する。
誰が誰を好きになろうとその人の自由だ」と告げ、
迅たちは緒方も交えて穏やかな時間を過ごします。
しかしそんな緒方が急逝します。
覚悟を決めた迅は、通夜の食事の場で自分が
同性愛者であること、渚を愛していることを
町の皆に告げます。しかし、その話を黙って
聴いていた房子から「この歳になると男も女も
わけわからんから、どっちでもいいわ」と
笑い飛ばされ、町の皆も2人のことを受け入れるのでした。
帰宅後、迅は以前に渚と交換した服を着て現れ、
渚を抱きしめます。そして「俺、おまえと空ちゃんと
3人で生きていきたい」と話すのでした。
東京で離婚訴訟の裁判が始まりました。
被告人の渚は、原告側の水野弁護士や裁判官から
同性愛者への偏見とも取れる言動を受けます。
美里と迅も証人尋問で発言しますが、水野弁護士の
強気な態度は変わりません。
しかし原告本人の玲奈の証人尋問では形勢が逆転し、
桜井弁護士は玲奈が育児をしていない、空のことを
何もわかっていないと責める形になります。
昼間から酒を飲んで、空が迷子になっていたことも
明かされ、玲奈は涙を流します。
この様子に耐えかねた渚がその場で和解を申し出て、
今までの自分の身勝手を詫び、親権を玲奈に譲ると
告げます。裁判が終わり、泣き崩れる渚を迅が
抱きしめます。その様子を玲奈が見つめていました。
1か月後、玲奈は小学校から呼び出され、空が学校で
口をきかないので家庭で気を付けてみてあげるようにと
告げられます。家では母が空の面倒を見てくれては
いますが、玲奈の思いに反して厳しくしつけ、
子育てに関する意見が合いません。
疲れ切った玲奈は、空が迅と渚にあてた手紙を見つめます。
あくる日、玲奈は空にピンクの自転車をプレゼントし、
公園で補助輪なしで乗る練習をします。
その後、玲奈と空は白川町を訪れ、渚、迅と再会。
自転車にかなりスムーズに乗れるようになった空は
楽しそうに走り回ります。その姿を見つめる玲奈は、
迅に向かって「私、自転車に乗れないんですよ。
あの2人には内緒ですけどね」と
微笑みながら告げるのでした。
ジェンダーの問題を取り上げた映画。
本当は、世の中には偏見が沢山あって
もっと大変で生きにくいのだろうと想像がつく。
普通って何だろうと思う。
ジェンダーについて考えたことがあるなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
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